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【お迎え準備編9】避妊・去勢する?しない??

避妊・去勢する?しない??

犬に避妊・去勢手術をほどこすかどうか、迷う方も多いかと思います。

わが家でもお迎え前から色々と調べて考えています。

わが家では避妊・去勢をする方向で固まりつつありますが、まだ迷っているところもあります。

ここで、改めて考えをまとめるため、犬の避妊・去勢についてまとめてみたいと思います。

避妊・去勢とは

避妊手術とは、女の子(メス)にほどこされる手術です。

外科的に子宮と卵巣(動物病院によっては卵巣のみ)を摘出し、妊娠・出産できない状態にします。

去勢手術とは、男の子(オス)にほどこされる手術です。

外科的に精巣を摘出する手術です。一般的に手術は全身麻酔をかけて、精巣付近の皮膚を切開して行います。

デメリット

女の子(メス)の避妊手術

  • 妊娠・出産ができなくなる
  • 全身麻酔のリスク
  • 肥満傾向が高くなる
    ※避妊手術後は手術前よりも代謝エネルギー量が減る(20‐30%程度)ため、太りやすくなります

男の子(オス)の去勢手術

  • 全身麻酔のリスク
  • 肥満傾向が高くなる
    ※避妊手術後は手術前よりも代謝エネルギー量が減る(20‐30%程度)ため、太りやすくなります

全身麻酔については、術前検査をしっかり行うことでリスクを軽減できます。

また、肥満リスクについても、食事の量を調節したり、適度な運動を続けることでリスクが軽減できるといわれています。

最近では避妊手術後用のカロリーを抑えた食事もありますので、運動・食事量でコントロールが難しい場合はそのようなフードの利用も検討しましょう。

メリット

女の子(メス)の避妊手術

  • 発情がなくなる
  • 不必要な交配・妊娠の回避
  • 偽妊娠と呼ばれる症状を回避
  • 子宮蓄膿症(子宮の中に膿が溜まる病気)予防
  • 乳腺腫瘍発生率の低下
  • 卵胞嚢腫などの卵巣疾患を予防

乳腺腫瘍に関しては、1 回目の発情前に避妊手術をすることで発症率が非常に低下しますが、

 年齢を重ねてからの避妊手術では発症率に変化は見られないといわれています)

男の子(オス)の去勢手術

  • 放浪やケンカなどの問題行動の抑制
  • 攻撃性低下
  • マーキングやマウンティングの改善
  • 肛門周囲腺腫の発生率低下
  • 前立腺の病気(前立腺肥大など)の発生率低下
  • 会陰ヘルニアの予防
  • 精巣腫瘍をの予防

※マーキングやマウンティングについては、犬によっては効果がない場合も多くあります。

 飼い主が主導権を握り、しつけをしっかりすることが大切です。

※精巣が陰嚢まで下りていない潜在精巣の犬がまれにいます。

 潜在精巣の犬は、精巣腫瘍のリスクが正常な犬の10倍以上高まるといわれています。

 子犬のうちに動物病院で問題がないか検診してもらいましょう。

避妊・去勢をするタイミング

去勢・避妊手術のタイミングは生後6~8ヶ月頃が適切といわれています。

日本では生後6ヶ月頃前後が多い傾向にあります。

もっと早期に手術を薦める動物病院もあります。

とくに女の子(メス)は、最初の発情期の前に避妊手術を行うと、乳腺腫瘍の発生を高い確率で予防することができるといわれています。

避妊・去勢の費用

動物病院によって金額が変わってきます。

男の子(オス)の去勢手術の相場は15,000~30,000円くらい

女の子(メス)は小型犬で40,000〜〜80,000円くらい

基本、体重によって金額が変わり、大型になるほど金額が上がります。

別途、術前検査(レントゲンや血液検査)がある場合がありますので、その場合はプラス10,000円ほどかかります。

避妊・去勢は保険がききませんので、保険加入済みだとしても全額準備する必要があります。

自治体によっては補助・助成金がでていますので、お住まいの自治体のウェブサイト等で確認しましょう。

まとめ

デメリットはありますが、それをはるかに上回るメリットがあると感じられます。

健康な身体にメスを入れることに抵抗を感じるかもしれませんが、、、

その後の健康寿命について考えると、目をつぶることができるかもしれません。

子どもを産ませたい!という場合には、産後に避妊・去勢手術をしてもいいでしょう。

避妊・去勢手術は一般的となってきましたが、やはり大事なペット=家族の命をあずけることとなりますので、信頼できる病院探しも大事になってきます。

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